・第61回「おか山っ子」特別賞表彰式を開催
2010年度も県内各地の学校からたくさんの応募をいただき、各支部審出品数は計3,775点となった児童・生徒文詩集の「おか山っ子」。2月18日(金)に最終審査を行い、掲載作品および特別賞を決定しました。
特別賞表彰式を3月20日(日)に岡山市北区下石井のピュアリティまきびにて行いました。受賞者・保護者・学校関係者のほか、ご祝辞をいただいた小川県総務部長をはじめとする7人の来賓のみなさまと、『武士の家計簿』の原作者で歴史学者の茨城大学人文学部准教授磯田道史さんにも出席していただき、盛大な会となりました。
磯田さんからは、ご自身も「おか山っ子」を学校の図書館で借りて読まれていたことや、作文は何百年・何千年と残るといったお話のほか、「文章を書く際には"どこかで聞いたことのある表現"を使わないように注意している。賞をもらった子どもたちは、「"文章が上手"なのではなく"ものの捉え方がよい"」という、子どもたちの文章表現に関して、さらには「文章には人が表れる」というある編集者のことばや、内田百フの「文に親しみ、文に疎んず」ということばを引用しながら、軽妙な語り口でお話ししてくださり、出席者からは時折笑い声も聞かれました。
受賞者へのインタビューもあり、喜びの声や作品への思いなどを出席者全員で共有することができました。
来年度も、子どもならではの視点で書かれた作品が多く集まることを期待しています。
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