8月10日(月)美作教育会館(津山市)にて、8月11日(火)労働福祉事業会館(岡山市)にて、衛生推進者養成講習会を開催しました。美作教育会館には62名、労働福祉事業会館には68名、合計130名の現職教職員が参加しました。
2008年4月から改正労働安全衛生法が施行され、学校現場にもこの労安法が適用されることになりました。岡山県教職員組合では、現場の教職員が衛生推進者として、学校内の安全衛生体制をととのえていただくために、昨年度より衛生推進者養成講習会を開催しています。この2年間で、組合員から約200名の衛生推進者が誕生しています。
参加者が、講師の先生に学校現場の実情を訴えると、その都度、法律とはかけ離れた学校現場の体制に驚かれていました。同時に参加者にとっても「職場で安全に健康に仕事ができる」ことの大切さとその方法を考えるよい機会となりました。
参加者からの声
- 今回の講習で、一般企業ではあたりまえに行われている衛生推進、衛生管理が、学校ではあまり意識すらされていない現状を認識することができました。健康・安全に対する意識がこのような会をきっかけに現場の先生に浸透していけば、今の現場ももっと私たちが働きやすい環境になっていくのではないかと思いました。
- 民間に比べ、学校現場の労働安全衛生に対する意識が低いことを講習内容のさまざまなところで感じました。管理する側も働く側も、もっと労安法の観点から学校現場を見直していく必要があるのではないでしょうか。特に、勤務時間管理をきちんと行い、超過勤務の解消に向けて取り組むこと、教職員の精神疾患による休職者が年々増えているため、メンタルヘルスのカウンセリングができる産業医を早急に置くことなどが緊急の課題ではないかと思いました。
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