教育相談と講演の会 姜尚中 東京大学名誉教授 300人の聴衆を魅了 - 当日の様子 - 歴史を正しく見つめ「共に生きのびる力」を育もう!
1月22日(日)、2016年度の「教育相談と講演の会」を県教組教育運動推進センター、県教組備前地区協議会の主催で開催しました。
午前中は、おかやま西川原プラザにおいて教育相談会を開催し、保護者や教職員から9件の相談があり、日々の子育てや仕事の悩みなどについて、6人の相談員が精いっぱい対応させていただきました。
午後は、姜尚中東京大学名誉教授をお招きし、「これまでの日本 これからの日本」と題して講演会を行いました。著名な姜尚中さんの講演ということもあり、事前から参加申込が殺到する好評ぶりで、スタッフを含め約300人の聴講者が集まりました。講演では、明治以来の我が国の近代化のなかで起こってきたさまざまな問題について改めて検証し直すことの必要性や「国家とは何か」「グローバル化が進むこれからの日本社会のなかで大切なことは何か」など予定時刻を大幅に超えて語ってくださいました。
参加者の声から
- さすが姜さんのお話は深く心に響きました。自分なりに何ができるか考え、地域の触媒になりたいと思いました。
- 中学生と小学生の子育てをしています。世界経済・政治といろいろなお話をとおして、今大切なことは何なのか、大量の情報がとびかう今の時代に、真実を自分の力で見抜く力をもつ必要があることを教えていただきました。
- 学力=共に生きのびる力 この言葉に嬉しくなりました。こういう学力テストならいいのに…。
- 生きのびる力・考える力を持って、環境に埋没するのではなく、適応しながら働きかけられる力が大切なんだと思いました。
- 学校教育の本質は、やはり子どもたちが自らの力で学ぶことをとおして、真実や美を見つけ出すことだとあらためて実感しました。
- あたり前の日常でぬるま湯につかりながらの生活の中に、本日、お話をお伺いして、一石を投じていただいた感じがしました。人として、生身の人間として、もっと人の顔を見て、気持ちを考え五感で感じながら生活できるようになれたら、もっと思いやりのある暖かい社会になるだろうと思いました。そして、そんな一人に自分もなりたいと思いました。
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