OTUニュース
2015.01.13
人権文化のバロメーター


  新しい年を迎えました。年末年始の連休は、多くの人々にとっては慌しい日常から離れ、1年のうちで最もくつろぐことができるときだったのではないでしょうか。
  さて、新年早々ネット上でちょっとした騒ぎが起きているようです。大晦日のTV番組「紅白歌合戦」でサザンオールスターズが歌った「ピースとハイライト」が批判の対象となっているようです。
♪♪ 硬い拳振り上げても心開かない
都合のいい大義名分(かいしゃく)で
争いを仕掛けて 裸の王様が牛耳る世は狂気
色んな事情があるけどさ 知ろうよ 互いのいいところ ♪♪
  曰く、「このクソ反日が!」「売国奴!」そして「日本人をなめるな!」・・・何とも凄まじい言葉が飛び交っています。間違いなくごくごく一部の輩のなしていることでしょうが、それこそ日本人を、いや人間を冒涜するな!と言い返さなければなりません。
  桑田佳祐さんが、この歌を通して何を伝えようとしたのかはそれぞれに解釈があっていいと思いますが、問題は、「我が意に沿わない」とあらば、表現の自由を「大義名分」に、聞くに堪えない言葉で罵り、徹底的に叩くというやり方です。批判の対象は、時に在日コリアンだったり、女性活動家だったり、解放運動家だったり・・・   「あなたと私の考えはまったく違い、同意できない。しかしあなたの考え方とあなた自身は尊重する」長い時間のなかで違う歴史を刻み、違う文化と伝統を育んできた人間同士が、どれだけ違いを理解し、立場を尊重し、存在を認めることができるかが人権文化のバロメーターなのかもしれません。この数値を上げる努力を続けることが、真の「平和」をもたらしていくのだと思います。
(梶原洋一)



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