OTUニュース
20100801・10号
多目的トイレ


  先日、新幹線の中で初めて「多目的トイレ」を使った。広々としたスペース!子ども用の椅子まである。狭いトイレに慣れた身にはかえって落ち着かなかったりしたが、用を足しながら娘がまだ小さかった頃のことを思い出していた。
  その日、ひょんなことから広島県のとある町で、まだ1歳に満たない娘と半日を過ごすことになった。ベビーカーに乗せて公園を歩いている時はよかったが、そのうち私が催してきた。駆け込んだ公共施設は古く、トイレには狭い個室しかなかった。娘を外に置きっぱなしにもできず一緒に入ったが、片手で娘を抱いたまましかるべき格好になるには相当苦労した。ペーパーも取りにくい。そのうち娘がぐずりだす。こっちが泣きたいわい!
  障害者団体の主張は「障害者用トイレを作れ」でなく「障害者も利用しやすいトイレを作れ」だった。高齢者も妊婦も、そして娘を抱いたお父ちゃんも使いやすいトイレ。その意味が身にしみて理解できたのだった。
(梶原洋一)


コラムバックナンバー
□2018年:最新号20181002 違いを豊かさに20180712 まずは率先垂範でしょうが20180227 人間回復の橋
□2017年:20170908 ここにもまた、効率・採算・・・20170726 実るほど 頭を垂れる稲穂かな20170614 「渋染一揆」に学ぶ20170127 想像する力
□2016年:20161130 発想の転換20161018 殺傷事件から考えたこと20160329 赤ペン先生
□2015年:20151224 若者とこの国の「未来」2015151127 「忘れました」の向こう側に20150930 原風景20150826 夏の作業20150616 元特攻隊員の記憶20150428 社会人、家庭人、地域人20150330 人間は多面体20150220 酒と父と私と息20150113 人権文化のバロメーター
□2014年:20141201 消滅可能性自治体20141020 憂いのそばに20140905 ゆたかな学びを求めて・・・20140804 「きょうも机にあの子がいない」からの学び201406 競争社会のなかで
□2012年:20120920 集え!全人教大会(全国人権・同和教育研究大会)へ20120209号 「竹田の子守唄」から
□2011年:20111024号 宮古にて20110420号 「国難」と人権20110201号 草野球
□2010年:20101110号 ケータイ依存20101010号 学びの原点20100801・10号 多目的トイレ20100501号 運動不足20100220号 2010年屠蘇の味
□2009年:20091110号 みんなちがって みんないい20090910号 A君の夏20090910号20090501号 にんげん回復のために
□2008年:20080820号 "格差社会"の中を生きるということ20080801・10号 「白い杖」20080420号 新学期の匂い20080320号 「宿泊拒否」事件から見えてくること20080120号 「乾いた言葉」
□2007年:20071220号 「人と人との間で生きること」20071120号 「相手の思いを我が身に重ねて」20070720号