OTUニュース
20091110号
みんなちがって みんないい


  社会的、家庭的にさまざまな背景を背負って登校してくる子どもたち。だから教室は社会の縮図と言える。顔かたちだけでなく、好みも、価値観も「自分と違う誰か」と出会うことは、その子の成長にとって欠かせない。ならば、そうした子どもたちと直接関わる教職員もまた様々な個性があったほうがいい。瞬間湯沸かし器(古い!)タイプの人もいれば、常に冷静に対応していく人もいる。どちらか一方だけでは子どもたちだってやり切れない。幼稚園やごく小規模の学校では困難だが、年齢も、性別も、経験年数も、得意分野も違う者同士が同じ職員室にいるのがやっぱり自然だ。
  県教組は、今年度も定年前退職者の声を集約した。その一部がこのPに掲載されている。50代が圧倒的に多く、そのほとんどが女性だ。「本当はもっと勤めたかったけど、心身共に疲れ果てました」という声が胸に突き刺さる。退職を決意するまでの葛藤が察せられる。どんな思いでお勤めされていたのだろうか。
  30年近く現場に勤めた私の実感は、中高齢女性が元気な学校は職員室にも活気があるということ。すべての個性が生かされる学校園づくりが急務だ。みんな違ってみんないいのは、教室だけでなく職員室にも言えること。そのためにもゆとりが必要だ。時まさに確定交渉の真っ最中。職場にゆとりと元気を回復するために、全力を傾注したいと思う。
(梶原洋一)


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