OTUニュース
20070720号

  子どもの頃から鉄道好きで、小学校6年生時にはランドセルのなかに、あの重たい大判の時刻表をしのばせて学校に通っていた。二階の教室の窓から山陽本線が見えるのだが、そこを走る列車が正確に運行されているかどうかを確かめるためである。当時は新幹線の岡山開業直前で、各種の特急・急行が走っており、線路の上はそれはそれはにぎやかでちっとも飽きなかった。意味がないことだが、それは趣味全般にいえることだろう。私は、ゴルフ場のグリーンを美しいとは思えない人間である。それが美しいと思う人がいてももちろんいいし、それと同じレベルで鉄道好きがいてもいいはずだ。
  働くようになってからは、のんびりと走るローカル線に揺られる旅が好ましく思えるようになってきた。車窓を流れる平凡な風景にぼんやりと目をやりながら、うつらうつらすることもある。窓際の小テーブルに、その土地の地酒でもあれば言うことはない。個人的な好みでいうと、秋田・青森の県境を日本海沿いに走る五能線や愛知県豊橋から伊那谷を抜ける飯田線が味わい深いが、山陰本線も捨てがたい。近場では吉備線が好きだ。もっとも最近は時間が取れず、時刻表の上だけの旅であることが多い。それもよい。時間を忘れて時刻表を「読む」のである。
  時は夏期休業。学校現場が多忙であることに変わりはないが、ぜひ現場のみなさんが元気を取り戻す時間を確保して欲しいと思う。ただ「のんびりする」でも大いに結構。
  ところで、あなたの「バッテリーチャージ」は何?
(梶原洋一)


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